2014年5月14日水曜日

鹿背山の郷蔵 作業再開




京都府南部 木津川市の鹿背山は柿の産地で有名なところ。
こちらに住む青木さんというおじさんが村に残された
江戸時代からの年貢米を保管されていた村の郷蔵解体に反対され
自費で自分お敷地に移築された、それも自分で。

この郷蔵はここに移築されて20年程が経つ。
完成途中で放置されていたため傾きがひどく
柱の腐りなど危険な状態だったが去年から私が補修を行ってきた。

去年の9月以降作業できる機会が少なくなり12月に裏のデッキを
作り始めたが途中から他の仕事で来れなくなり
今年はほとんど来れていなかった。
やっと時間が取れそうなのでなんとか仕事を進めてゆきたい。

この仕事には青木さんからの概要(コンセプト)があり。
一人でやること、これは自分が移築した当初一人でやっていたからで
それを引き継いで欲しいという意味らしい。
もうひとつは材料を買わない。といってもまったく買わないと
いう訳にはいかないが材木に関しては古材または
山の木を使えということなのだ、なのでここに使った中の柱は
山にヒノキを伐採して使用している。

表と横は出来るだけ元の形を資料を参考に維持し
裏の方はデッキと窓などを付けるのでデザインさせてもらえる。
面白いプロジェクトではあるがなかなかがんこなオジサンなので
いろいろと一筋縄では行かないところもここの難しさでもある。

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