2012年7月9日月曜日

セレンディピティの小屋製作 精華町/Gothic Revival










Gothic Revival / ゴシックの復活

このゴシックを復活させたのは誰かと言うとアメリカの住宅建築でした。
西洋の大聖堂や城などの詳細を住宅建築に取り入れた
100年ほど前に流行ったヴィクトリアンハウスの一種です。

今回の仕事はカフェの駐車場にイルミネーションの似合う小屋を
作ってほしいと言う要望で倉庫として使用するものだった。

立地条件的に屋根勾配の急な小屋が似合うと思い
そこで天に貫きそうなゴシック大聖堂を模した
ゴシック・リバイバルで作ることにしました。

この様式の特徴的なものは

・ 急勾配の屋根 (この屋根は10x20)
・ 火炎樹を模した Flamboyant の Verge board 破風
・ 三位一体を表す Trefoil と言う飾り窓
・ Tracery と言うゴシック式窓上方の装飾
・ Board-and-batten と言う縦張の壁
・ Finial と言う切妻の先の装飾

配色は三色を基本にした Painted lady house 式に塗ってある。

アパレルでゴシックと言うと黒と白でレースの有る
ダークな感じのものが主流だが

アメリカのヴィクトリアン・ハウスではこういう感じになる。

ほかにもヴィクトリアン調の小屋を作ってみたいものだ。

この工事は総額100万円程のものです。

この小屋はモガロのサイン入り、お客さんの了解済です。