2009年7月6日月曜日

映画「築城せよ!」関西上陸


海老瀬はな さん、私、古波津 陽 監督

映画「築城せよ!」関西上陸

先日7月4日初日にシネリーブル梅田で舞台挨拶があり、
去年、磯見俊裕 美術監督のもとで作ったダンボールのお城を楽しみに観に行った。

この映画は今まで私が関わったプロジェクトの中でもベスト3に入る程
楽しくそしてえげつなく辛い現場で得に思い出の多い仕事になった。

去年の8月に手伝いのつもりで一兵の大工として愛知工業大学のキャンパスに入ったところ
何やら「おまえがやれ」との事でいきなり図案と寸法を聞かされ
まずは構造を把握する為に割り箸を6メーターの丸太に見立て模型作りから始めた。

クランクインしてからも撮影段階に応じて建てて行き、最終の天守閣完成まで
愛知工業大学の学生を始め、名古屋、大阪、京都の応援大工達が入れ替わりながら
沢山の人が関わって建てた「築城せよ!」ダンボールのお城なのです。

美術監督の磯見さんは結果的にこの規模の城をこの材料でこの期間に作らす事で
単なる映像に写る美術としてだけではなく実体験として城を建てさせることにより、
役者やスタッフ全員に築城を体感させた事になる。

今回、関西上陸初日に完成を観せてもらい思った事は

役者の演技に力が有り目や台詞が生きていた様に思う。
それは何も知らずに観た人たちにも通じる力ではないだろうか。

装置担当 若吉浩司



築城せよ! 劇場案内はコチラ

築城せよ! 公式ホームページはコチラ