2009年3月11日水曜日

夜桜スツール 山の雑木(2)



鹿背山の雑木、クヌギ、山桜、コブシ、ヒノキなどを混ぜて加工した。
これらの雑木は幹が太くて20センチ程の物でそんなに大きくなく長くない
そして10センチ程の枝が多く取れるのでこれらの太い枝をどういう形で
使用するかが雑木を使用する上での課題でもある。

スツールなので太い枝は足に使用する事にした。木が生えていた時は
枝は何に使えるかなと思っていたが80センチの直線の足がとれた。

雑木を加工してみて思った事は、充分家具として使用出来る事だった。
しかし市販されている材木に比べると木によっては虫食いが多い、
これらの虫穴は山に住む昆虫の穴でこれから材木が朽ちる事は無い。

クヌギ:外輪にけっこう虫食い有り、荒々しい模様で 1/4 sawn grain
と言う虎斑が有る。樫、ナラ、オークに見られる模様で、切っていて
ホワイトオークの様な臭いがしたのとカブトムシの森の酸っぱい臭いがした。

山桜:幹はピンクでアメリカ産チェリーに似た色だがそれより堅く重い
枝のあたりはグレーでバーチに近い。切っていると何か和菓子を思わせる
きな粉の様な臭いがした、やはり日本のチェリーだからなのか。

コナラやコブシなど:何の種類か分からない広葉樹も家具として
使用するのに問題は無い。ツヤが少ないので銘木とは言えないが
乾燥してもカスカスでもなく比重もあり堅い、アルダーやアッシュ
の様な質感と木目が似た様な物も有った。

0 件のコメント: