2014年8月28日木曜日

三坪の小屋 Wild Cabin  カラーリング









防腐防虫ステインでカラーリングをする。色使いはお客さんの好みがあるので最終的には決めてもらいますが迷われていたのでシルバーグレーをオススメしました。なかなかこの色使いは使えないと思います。一般的には茶色系のものが多くなります、思い切っても緑かな。色についてはお客さんと相談したうえで決めました。でしゃばらない落ち着いた色に仕上がったと思ってます。アメリカでは家屋のカラーリングもかなり研究してきました。使用する塗料の種類や色数とバランスなど。ヴィクトリアンハウスがそのカラーリングを学ぶ上で参考にしました。この写真は塗りたてなので色が濃いですが今度からっと晴れた後にまた前面の完成写真を載せます。今年は本当に雨が多いな。

2014年8月23日土曜日

センダンのドア shaper cutter head LRH












ドア製作が出来るようにアメリカからの帰国の際にはその準備をしておいた。大型の機械を3台持ち帰っている。それらは刻みをするシェイパー、枠組みのダボの穴を掘るダウルマシン、組み終わった後に平らにする90センチのダブル・ワイドベルトサンダーなど。意外と高かったのがシェイパーの刃物で各種新品をそろえてきた。ドアの種類も内・外用キャビネット用そのパネル用や幅木やクラウンなどベーシックなものだけを揃えてきた。Shaper Cutter Headのメーカーで老舗はLRHだったが帰国してから倒産してしまいました。同じものをコピーするメーカーや国が現れたからです。研磨技術が進んでいたのはイスラエル製でしたが今は中国が何でもコピーするし半値以下で出すのでアメリカ製のものは売れなくなるのでしょう。しかしこのLRHのカッターヘッドはまだ一回も研いでいないのに良く切れます。僕はアメリカで独立し始めの頃、工場の間借りをして始めた。その工場はメキシコ人のムロというドアを作っているおじさんの所だった。そこにもこのLRHの刃があったことを思い出す。

2014年8月22日金曜日

ヒノキの鎧張り ベイコン サイディング Bacon Sidhing



でました!精華スタジオ、オリジナル・ベイコン サイディング。今回は先月に山から出したヒノキを使用しました。製材ができる当工房ならではの成せる業です。本来ミミ付きの材木は売っていないのでこれをやるには製材屋に頼まないでできません、そうすると非常に高くつきます。が、しかしウチは製材ができるのでオリジナル・ベイコンサイディングと言わせてもらいます。このヒノキは5分板に挽き10日程してから片面カンナを掛けたものです。もっと節があっても面白いのですがヒノキの節は細かい。メタセコイヤの節は大きくて遠めに面白かった。無造作に張ってるようですがけっこう気を使ってます、良く見える面から良い材料を使ってゆきます。山小屋のWild Cabin て感じになってきました。

2014年8月20日水曜日

センダンの木 罪人を梟首する獄門台








イチジクの木が庭に有ると痔を患われていると思われるので植えたくないと昔日本では言いれていました。その葉は痔を治すのに利くからなのです。僕が住んでいたロサンジェルス港では色々な人種が住んでいました、我が家は築100年の家でした、裏にイチジクが植わっていたので元々はイタリア人が住んでいたと言われていました。何故だか分かりませんがイタリア人はイチジクを家に植えるのでしょう。武士の家ではセンダンの木を植えないらしいです、何故ならこの木は晒し首の台に使われるからなのです。なんでこの木が極門台に選ばれるのかは分かりませんが成長が早くて硬そうに見えますが実際はけっこう柔らかいです。幹の部分は真直ぐ伸びて板にしやすかったのかもしれません。中国では邪気を掃う霊的な木として扱われていたようです。落葉樹センダンの容姿は季節によって変わりますが冬の葉が落ちた後、実の付いている姿は木津川の川辺でも一番目立つ姿です。僕はあの姿が何か霊的な要素を思わせるものではないかと考えるのですが。。。どうかな?
小屋のドアをこのセンダンで作ろうと思っています。

開口部のフラッシングペーパー 無双窓




窓やドアの開口部からも雨の侵入は有ります。フレーミングの完成後に窓やドアの枠であるJAMB(ドアジャム)を付けたあとに外壁との隙間から水が入ってこないようにフラッシングペーパーと言う油紙を下から順に張ってゆきます。しかしこのペーパーフラッシングが日本では使っていないのか売っていません、名称が違うのかもしれませんが。2x4のフレーミングは基本的にはか仕上がった後には見えません。しかし日本の家屋の柱は最後まで見えるのです。日本家屋の建具は構造材にはめ込むために柱が傾くと建て付けが悪くなります。しかし2x4の場合はラフオープニングという少し大きめの開口部に窓やドアの枠を直角な状態でにはめ込むため少し遊びがあるのです。その遊びのスペースを埋めるようにこのペーパーフラッシングを当てるのです。日本のやり方では最後にこーキングなので雨仕舞ったりするので使わないのかもしれません。今回はフラッシングを輸入せずにカラールーフィングという屋根の下敷きを使用しました。

無双窓は日本の窓のひとつです。縦の一定間隔の板を連子(レンジ)と言いそれを二重にして開閉をするので連子が二つで連子子窓(レンジコ)ともいいます。目の高さに設置すると外の様子も見えるし閉めると外からは見えません。兆番を付けないので耐久性も永く昔から日本家屋に用いられている窓でもあります。今回は通気を考えて二面の壁に同じ大きさの無双窓を付けてみました。作り方に関しては見よう見まねですのでこれから注意していろんな旧家に訪れた時に観察したいと思います。




2014年8月17日日曜日

スカイライトのフラッシング お盆










お盆の雨の合間に屋根仕事を一人でやっていた。アスファルトシングルは僕にでもゆいつできる簡単なルーフィングです。雨仕舞いにはフラッシングと言うやく物で開口部の処理をします、これがないと雨水が浸入するのです。下から順にシングルと共にしまってゆきます。こんな小屋程度だと一人でも出来ますが屋根仕事はチームじゃないとできない大変なしごとです。人種の多いLAの方では屋根屋のルーファーはロシア人がなぜか多かった。ハリウッドの方にはロシア人やアルメニアンが同じようなところに住んでいます、共にとても気の荒い人たちでした。なにしろロシア人はあの玉ねぎドームの屋根をやるぐらいなので屋根屋の技術は優れているのだろう。日本に帰ってきてからも土間仕事のコンクリート塗りは沖縄の人が多いと聞きます。それは米軍の基地を作る時にかなりの人がやっていたようで大阪の大正にはそれを経験していた人が多かったようです。

京都府南部のほうではお盆に砂と花の飾り物が里山の方でよく見かけます。なぜかふとインドを思い出しました。写真のものは精華町で見つけました。アステカのピラミッドのような形でした。

2014年8月15日金曜日

三坪の小屋 フレーミングと天窓スカイライト








よー雨降ったな降りすぎちゃうか、今年は夏らしい空もあんまり見てません。向かいの山から柱になるヒノキを一本取り二本に分け取り付けました。フレーミングも終わり屋根のシーティングをやりました。案外この屋根のシーティングのやり方は職人によってまちまちです。壁のフレーミングは床面が直角でも屋根下の桁(けた)の部分はそうは直角が取れていません、それが壁出隅の垂直が取れていても。そうすると屋根のシーティングの時に合板が直角に張れず沢山斜めに合板を切る職人も居ますがそれをすると材料の無駄が多く出ますし角が取れていないことになります。最も屋根は下からそんなに見える所では有りませんが。今回はフレーミングの後、チェーンブロックで直角に修正し合板に合わせてシーティングをしました。

現代大工さんはミリで仕事をします。職人さんは尺で仕事をします。職人さんと一緒に仕事をするとこのシーティングの時は楽です。現場でやり取りする数値が15、30、45、60、105・・・と言う寸の寸法で簡単な数値だからです。合板は910ミリ:1820ミリなのでほぼ尺の大きさで作られています。ところがミリしか出来ない大工さんは455、910、1365、1820、2275・・・など年号並みの数を覚えないといけません。まあどちらも慣れですけど。実はインチ、フィートは身体尺で有りながらすでに割られているのですごく使いやすい寸法なのです。いろんなところで仕事をしてきたのでいろいろ見てきました。

この小屋には電気を引かないので天窓を付けます、天窓の明かりはとても明るいからです。英語ではSKYLIGHT スカイライトと言います。このスカイライトでもっとも注意する点は雨漏りです。アメリカでは天窓のある家が多く有りますがスカイライトの雨漏りのトラブルも多くあります。一度アメリカに居る時に雨漏り補修専門業者の仕事を見たことがありました。そいつが知り合いのメキシコ人だったからです。屋根に水を掛けて調べるのですがピンポイントで発見して補修するのです。このスカイライトの場合、上面の角に水が溜まるので写真のように水が流れるようにクケットと言うものを付けます。