2011年8月13日土曜日

京都造形芸術大学/映画学科/大型セットを可能にする足場組の基礎





去年ぐらいからちょこちょこ京都造形大の舞台製作の手伝いをしていたら
なんと今年は前期の7週間「大型セットを可能にする足場組の基礎」
と題し授業を受け持つ事になった。

イントレ、単管、足場丸太などの仮設建築足場を利用して
舞台や映画の現場で利用出来るように各週3時間/7回に分けて講義した。

授業内容
  1. スタジオ内でスライド解説(維新派の野外舞台、「築城せよ!」映画セット)
  2. イントレの名称、組み方と安全
  3. ローリングタワーの組み方と安全(控えの取り方、アウトリガー)
  4. 単管パイプの組方(筋交いの必要性)イントレとのコンビネーション
  5. 丸太組1(バンセンの縛り方、筋交い、レベルと立ち)
  6. 丸太組2(6メーターの櫓組、高さと大きさの体験)
  7. 丸太組3(立体造形「もののけ姫」より)
授業の大筋の内容は先ず安全に作業が出来る事。
今回、大学が買い揃えた設備の取り出し方と返却、後片付けができる事が基本。

これらの足場組の立体構造を把握する事でいかに現場で応用できるか。
野外舞台、客席、セットの躯体、作業足場、照明の吊元、役者の足場、カメラマンの足場と
してなどを現場の必要性に応じて安全に建設できる事を教える授業内容でした。

今回の丸太は写真の真弓の北山杉を生産者から直接購入しました。
見事なサラッピンの丸太、6メーター@千円 みごとな足場丸太です。






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