2014年8月23日土曜日

センダンのドア shaper cutter head LRH












ドア製作が出来るようにアメリカからの帰国の際にはその準備をしておいた。大型の機械を3台持ち帰っている。それらは刻みをするシェイパー、枠組みのダボの穴を掘るダウルマシン、組み終わった後に平らにする90センチのダブル・ワイドベルトサンダーなど。意外と高かったのがシェイパーの刃物で各種新品をそろえてきた。ドアの種類も内・外用キャビネット用そのパネル用や幅木やクラウンなどベーシックなものだけを揃えてきた。Shaper Cutter Headのメーカーで老舗はLRHだったが帰国してから倒産してしまいました。同じものをコピーするメーカーや国が現れたからです。研磨技術が進んでいたのはイスラエル製でしたが今は中国が何でもコピーするし半値以下で出すのでアメリカ製のものは売れなくなるのでしょう。しかしこのLRHのカッターヘッドはまだ一回も研いでいないのに良く切れます。僕はアメリカで独立し始めの頃、工場の間借りをして始めた。その工場はメキシコ人のムロというドアを作っているおじさんの所だった。そこにもこのLRHの刃があったことを思い出す。

2014年8月22日金曜日

ヒノキの鎧張り ベイコン サイディング Bacon Sidhing



でました!精華スタジオ、オリジナル・ベイコン サイディング。今回は先月に山から出したヒノキを使用しました。製材ができる当工房ならではの成せる業です。本来ミミ付きの材木は売っていないのでこれをやるには製材屋に頼まないでできません、そうすると非常に高くつきます。が、しかしウチは製材ができるのでオリジナル・ベイコンサイディングと言わせてもらいます。このヒノキは5分板に挽き10日程してから片面カンナを掛けたものです。もっと節があっても面白いのですがヒノキの節は細かい。メタセコイヤの節は大きくて遠めに面白かった。無造作に張ってるようですがけっこう気を使ってます、良く見える面から良い材料を使ってゆきます。山小屋のWild Cabin て感じになってきました。

2014年8月20日水曜日

センダンの木 罪人を梟首する獄門台








イチジクの木が庭に有ると痔を患われていると思われるので植えたくないと昔日本では言いれていました。その葉は痔を治すのに利くからなのです。僕が住んでいたロサンジェルス港では色々な人種が住んでいました、我が家は築100年の家でした、裏にイチジクが植わっていたので元々はイタリア人が住んでいたと言われていました。何故だか分かりませんがイタリア人はイチジクを家に植えるのでしょう。武士の家ではセンダンの木を植えないらしいです、何故ならこの木は晒し首の台に使われるからなのです。なんでこの木が極門台に選ばれるのかは分かりませんが成長が早くて硬そうに見えますが実際はけっこう柔らかいです。幹の部分は真直ぐ伸びて板にしやすかったのかもしれません。中国では邪気を掃う霊的な木として扱われていたようです。落葉樹センダンの容姿は季節によって変わりますが冬の葉が落ちた後、実の付いている姿は木津川の川辺でも一番目立つ姿です。僕はあの姿が何か霊的な要素を思わせるものではないかと考えるのですが。。。どうかな?
小屋のドアをこのセンダンで作ろうと思っています。

開口部のフラッシングペーパー 無双窓




窓やドアの開口部からも雨の侵入は有ります。フレーミングの完成後に窓やドアの枠であるJAMB(ドアジャム)を付けたあとに外壁との隙間から水が入ってこないようにフラッシングペーパーと言う油紙を下から順に張ってゆきます。しかしこのペーパーフラッシングが日本では使っていないのか売っていません、名称が違うのかもしれませんが。2x4のフレーミングは基本的にはか仕上がった後には見えません。しかし日本の家屋の柱は最後まで見えるのです。日本家屋の建具は構造材にはめ込むために柱が傾くと建て付けが悪くなります。しかし2x4の場合はラフオープニングという少し大きめの開口部に窓やドアの枠を直角な状態でにはめ込むため少し遊びがあるのです。その遊びのスペースを埋めるようにこのペーパーフラッシングを当てるのです。日本のやり方では最後にこーキングなので雨仕舞ったりするので使わないのかもしれません。今回はフラッシングを輸入せずにカラールーフィングという屋根の下敷きを使用しました。

無双窓は日本の窓のひとつです。縦の一定間隔の板を連子(レンジ)と言いそれを二重にして開閉をするので連子が二つで連子子窓(レンジコ)ともいいます。目の高さに設置すると外の様子も見えるし閉めると外からは見えません。兆番を付けないので耐久性も永く昔から日本家屋に用いられている窓でもあります。今回は通気を考えて二面の壁に同じ大きさの無双窓を付けてみました。作り方に関しては見よう見まねですのでこれから注意していろんな旧家に訪れた時に観察したいと思います。




2014年8月17日日曜日

スカイライトのフラッシング お盆










お盆の雨の合間に屋根仕事を一人でやっていた。アスファルトシングルは僕にでもゆいつできる簡単なルーフィングです。雨仕舞いにはフラッシングと言うやく物で開口部の処理をします、これがないと雨水が浸入するのです。下から順にシングルと共にしまってゆきます。こんな小屋程度だと一人でも出来ますが屋根仕事はチームじゃないとできない大変なしごとです。人種の多いLAの方では屋根屋のルーファーはロシア人がなぜか多かった。ハリウッドの方にはロシア人やアルメニアンが同じようなところに住んでいます、共にとても気の荒い人たちでした。なにしろロシア人はあの玉ねぎドームの屋根をやるぐらいなので屋根屋の技術は優れているのだろう。日本に帰ってきてからも土間仕事のコンクリート塗りは沖縄の人が多いと聞きます。それは米軍の基地を作る時にかなりの人がやっていたようで大阪の大正にはそれを経験していた人が多かったようです。

京都府南部のほうではお盆に砂と花の飾り物が里山の方でよく見かけます。なぜかふとインドを思い出しました。写真のものは精華町で見つけました。アステカのピラミッドのような形でした。

2014年8月15日金曜日

三坪の小屋 フレーミングと天窓スカイライト








よー雨降ったな降りすぎちゃうか、今年は夏らしい空もあんまり見てません。向かいの山から柱になるヒノキを一本取り二本に分け取り付けました。フレーミングも終わり屋根のシーティングをやりました。案外この屋根のシーティングのやり方は職人によってまちまちです。壁のフレーミングは床面が直角でも屋根下の桁(けた)の部分はそうは直角が取れていません、それが壁出隅の垂直が取れていても。そうすると屋根のシーティングの時に合板が直角に張れず沢山斜めに合板を切る職人も居ますがそれをすると材料の無駄が多く出ますし角が取れていないことになります。最も屋根は下からそんなに見える所では有りませんが。今回はフレーミングの後、チェーンブロックで直角に修正し合板に合わせてシーティングをしました。

現代大工さんはミリで仕事をします。職人さんは尺で仕事をします。職人さんと一緒に仕事をするとこのシーティングの時は楽です。現場でやり取りする数値が15、30、45、60、105・・・と言う寸の寸法で簡単な数値だからです。合板は910ミリ:1820ミリなのでほぼ尺の大きさで作られています。ところがミリしか出来ない大工さんは455、910、1365、1820、2275・・・など年号並みの数を覚えないといけません。まあどちらも慣れですけど。実はインチ、フィートは身体尺で有りながらすでに割られているのですごく使いやすい寸法なのです。いろんなところで仕事をしてきたのでいろいろ見てきました。

この小屋には電気を引かないので天窓を付けます、天窓の明かりはとても明るいからです。英語ではSKYLIGHT スカイライトと言います。このスカイライトでもっとも注意する点は雨漏りです。アメリカでは天窓のある家が多く有りますがスカイライトの雨漏りのトラブルも多くあります。一度アメリカに居る時に雨漏り補修専門業者の仕事を見たことがありました。そいつが知り合いのメキシコ人だったからです。屋根に水を掛けて調べるのですがピンポイントで発見して補修するのです。このスカイライトの場合、上面の角に水が溜まるので写真のように水が流れるようにクケットと言うものを付けます。

2014年8月10日日曜日

台風11号 サイディング皮むき


台風11号はお盆休みに直撃した。あちこちでお祭りや旅行のキャンセルが有り人の動きが止まったことで大きな経済損失を引き起こしている。毎年楽しみにしている行事がなくなることは寂しいね、ウチの地域のお祭りもなくなり僕も残念です。そんなことでこの土曜日は小屋の外壁サイディングに使うヒノキの皮を工場でむいておきました。五分に挽いたミミ付きのヒノキを10日ほどの乾燥の後、片面だけプレーナーでカンナを掛けた。そして端についている皮をむいておいた。このサイディングが僕の作る小屋の味のようなものでです。同じ村から採取したヒノキを使うことに意味がある。

2014年8月8日金曜日

Wild Cabin 三坪の小屋 基礎







小屋の工事を始めました。貸し農園に建るということで基礎工事は簡易的にコンクリートは使用しません。しかし地盤が沈むので粘土質の地盤まで約40センチほどブロックの下にはコンクリート・クラッシャーを敷きユンボのキャタピラで踏み固めました。レベルを出し、水糸にそってブロックを並べ、タールを塗った3寸厚のヒノキの根太に足場板で作ったフロアージョイスと言う床の構造材を乗せました。台風前でこの日は超熱かった昼休み2時間とりました。お客さんお疲れさんでした。

2014年8月6日水曜日

Making a little CABIN  三坪の小屋




三坪、10平米の小屋には許可申請が要らないということで需要があります。今回は鹿背山からの先日製材したヒノキと足場板で薪ストーブを入れたキャビンを作ります。お客さんも作りたいということなので一緒に作ります。英語では小屋に値する名称に BARN や SHED が有りますがお持ちのダルマストーブを入れるということなので CABIN のイメージで作ります。ログキャビンばかりがウッディーなキャビンでは有りません2x4の建て方でも充分に木を生かしたものは建てられます。そこで今回も以前からよくやっていた足場板を反割りにして2X4にし、スタッド、フロアージョイス、ラフターといったアメリカのフレーミング方式で作ります。スカイライトを入れたシングルルーフ、建具なども全て作ります。伐採、製材、建築までの全工程を出来るのは当工房ならではの持ち味です。建築方法やデザインはアメリカ仕込なので日本の大工さんとは少し違った感覚で仕上がるのもウチならではのものです。先日製材したヒノキの五分板も雨に当たり日に当たり乾燥してきましたので今日から組み立てます。昨日は準備でカンナとノミの研ぎと足場板を2X4に製材しておきました。最近の大工さんは分業社会でホントに刃物を研げない人がいます、脱線すると分からなくなるのです。そのてん私はカンナとノミを晒しに巻いて修行してきたので一通りのことは分かってまっせ。

2014年8月4日月曜日

郷蔵の土壁 京和トライアスロンクラブ 井上ワールド参上









8月3日(日)京和トライアスロンクラブの井上さんがメンバーを連れ立って郷蔵の壁を作りに20人ほどで来られた。今回のプロジェクトは井上さんによる企画の歴史マラニック。マラニックとはマラソンとピクニックを混ぜたものらしく、今までにも歴史的な街道や色々なところで実際に走ったりして楽しまれてきているのだ。この会のメンバーの方たちはほとんどが定年だがすごくパーワーのある方たちでトライアスロン、100キロマラソン、48時間で250キロ走る方たちが集まりそして歴史的な土地に行きそこでマラソンを交えて遊んでおられるのだ。今回の企画は井上さんが幼い頃にやらされていた土壁の作業を思い出しこの郷蔵の壁をメンバーの人たちと補修するのが目的、いや目的はその後の焼肉宴会の方かもしれないが手探りで始めた作業も4時間ほどで竹の採取から下地の竹網、土壁を団子にして付けるところまで作業は思った以上に成果があった。「定年後のパワーは恐るべし力」日本の平均寿命は女世界一、男世界三位と最近の新聞に載っていたが定年後の方たちの持っている力はまだ20年あるとすればものすごい力を有していることになる。そしてその力の使い方にこのようなマラソンや歴史探索に費やされているからこの方たちには熱気が有った。そして日本にはこのような定年の力と言うものが有るということを思い知った、みんな元気。乾杯している井上さんは実際にこのような土壁の作業を子供の頃に自分の家でやっておられた、伊賀上野に住まれていたので伊勢湾台風の時が最後だったとか。昔の方たちはこのような作業を土壁が落ちたりすると自分たちで補修されていたらしい。この年代の人たちだから知りえることも多かった。土壁の仕事は僕にとっては初めての作業で分からない点も多かったがこれを基本に改良するべき点も少し分かった。藁の切り方、土の作り方、竹の採取と編み方など。本来竹は秋に切っておくほうが虫がわかないというが今回は若竹も使った。土壁は大変な仕事やなと思い知った。