2014年8月4日月曜日

郷蔵の土壁 京和トライアスロンクラブ 井上ワールド参上









8月3日(日)京和トライアスロンクラブの井上さんがメンバーを連れ立って郷蔵の壁を作りに20人ほどで来られた。今回のプロジェクトは井上さんによる企画の歴史マラニック。マラニックとはマラソンとピクニックを混ぜたものらしく、今までにも歴史的な街道や色々なところで実際に走ったりして楽しまれてきているのだ。この会のメンバーの方たちはほとんどが定年だがすごくパーワーのある方たちでトライアスロン、100キロマラソン、48時間で250キロ走る方たちが集まりそして歴史的な土地に行きそこでマラソンを交えて遊んでおられるのだ。今回の企画は井上さんが幼い頃にやらされていた土壁の作業を思い出しこの郷蔵の壁をメンバーの人たちと補修するのが目的、いや目的はその後の焼肉宴会の方かもしれないが手探りで始めた作業も4時間ほどで竹の採取から下地の竹網、土壁を団子にして付けるところまで作業は思った以上に成果があった。「定年後のパワーは恐るべし力」日本の平均寿命は女世界一、男世界三位と最近の新聞に載っていたが定年後の方たちの持っている力はまだ20年あるとすればものすごい力を有していることになる。そしてその力の使い方にこのようなマラソンや歴史探索に費やされているからこの方たちには熱気が有った。そして日本にはこのような定年の力と言うものが有るということを思い知った、みんな元気。乾杯している井上さんは実際にこのような土壁の作業を子供の頃に自分の家でやっておられた、伊賀上野に住まれていたので伊勢湾台風の時が最後だったとか。昔の方たちはこのような作業を土壁が落ちたりすると自分たちで補修されていたらしい。この年代の人たちだから知りえることも多かった。土壁の仕事は僕にとっては初めての作業で分からない点も多かったがこれを基本に改良するべき点も少し分かった。藁の切り方、土の作り方、竹の採取と編み方など。本来竹は秋に切っておくほうが虫がわかないというが今回は若竹も使った。土壁は大変な仕事やなと思い知った。


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