2014年8月20日水曜日

開口部のフラッシングペーパー 無双窓




窓やドアの開口部からも雨の侵入は有ります。フレーミングの完成後に窓やドアの枠であるJAMB(ドアジャム)を付けたあとに外壁との隙間から水が入ってこないようにフラッシングペーパーと言う油紙を下から順に張ってゆきます。しかしこのペーパーフラッシングが日本では使っていないのか売っていません、名称が違うのかもしれませんが。2x4のフレーミングは基本的にはか仕上がった後には見えません。しかし日本の家屋の柱は最後まで見えるのです。日本家屋の建具は構造材にはめ込むために柱が傾くと建て付けが悪くなります。しかし2x4の場合はラフオープニングという少し大きめの開口部に窓やドアの枠を直角な状態でにはめ込むため少し遊びがあるのです。その遊びのスペースを埋めるようにこのペーパーフラッシングを当てるのです。日本のやり方では最後にこーキングなので雨仕舞ったりするので使わないのかもしれません。今回はフラッシングを輸入せずにカラールーフィングという屋根の下敷きを使用しました。

無双窓は日本の窓のひとつです。縦の一定間隔の板を連子(レンジ)と言いそれを二重にして開閉をするので連子が二つで連子子窓(レンジコ)ともいいます。目の高さに設置すると外の様子も見えるし閉めると外からは見えません。兆番を付けないので耐久性も永く昔から日本家屋に用いられている窓でもあります。今回は通気を考えて二面の壁に同じ大きさの無双窓を付けてみました。作り方に関しては見よう見まねですのでこれから注意していろんな旧家に訪れた時に観察したいと思います。




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