2009年9月1日火曜日

Ham holder ハモンイベリコ



西洋の肉食文化は古い歴史が有る。
今回見積もらせて頂いているのがスペインやイタリアの
食文化に使われているハムホ−ルダーだ。

スペインのイベリコ地方で飼育された黒のイベリコ豚は
樫の木の森林に飼育されこの木に成ったドングリの実と
根っこを秋から冬に掛けて腹一杯に食わせる。

こうして太らした豚を屠殺し、数日間塩漬けにした後熟成さす。
2〜3年間加熱処理をせずに熟成された豚の後ろ足の肉が
イベリコ生ハム、ハモンイベリコだ。

9キロ程の重さのあるハムは一本あたり日本では5〜10万円もする
ハムをそぐのにエンターテーメント性もあり日本にも浸透して来ている。

この高価な肉を平面に付けて切ると油が出て来て肉の繊維が崩される。
そこでこのハム専用のホールダーを使用して切る事に成る。

爪の裏を上にしてハムを固定する、
そして油の多い股肉の裏から削いで行き、油の少ない股の前にも油が回わす
これがローマ時代から続く食文化の工夫さた道具なのだ。

今回これらの肉の輸入業者でもあるアサヒグラント様のご紹介で
大阪堺市のピッコロカプリーチョの新店舗に使うハムホールダーを
デザインして見積もらさせてもらっているのです。



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