宮大工の棟梁から「ウチの仕事手伝いに来ないか?」と言われ、手伝うことになった。
仕事の内容は、近鉄の橿原神宮前駅 の耐震工事の応援だった。
この駅は奈良県の文化財に指定されており木造の作りを保存する目的で補強される。
調べてみると、築70年、1940年に野村藤吾と言う建築家が建てた物だ。
野村藤吾は当時の建築批評では東の丹下健三、西の野村藤吾と比較された人物である。
90歳を超えても造作意欲は落ちず、死の前日まで仕事をしていた事は伝説になった。
有名な作品は大阪の新歌舞伎座 など数多く有る。
遠目に切り妻の大きな屋根を見ると、京大の西部講堂を思い出してしまう。
こちらの方がガッチリした作りのようだが明日よりこの切り妻の中に入る。
久々に骨のある大工さんと一緒に仕事が出来て嬉しいし。
日本の在来建築は以前から勉強したかったのでいろいろと教えてもらおう。
3日程働いて棟梁に日当の話をした
「後の喧嘩は初めにする」これが職人の日当の話らしい。
一人前の職人で扱ってもらえた、引き続き来てくれという事になった。
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