京都府木津川市州見台(くにみだい)カイズホームの信号を山手に行くと
開発されたベットタウンの端に畑が広がる。
今回はその一角に「Beeがあでん」の貸し農園の小屋を四棟作った。
建設前にはいくつかのキットで買われた小屋がすでに建っていた。
農園のオーナーが自力で建てられたが基礎が不安定で傾いていたり
開口部の構造に欠陥がアリ雨漏りがひどいのも有った。
今回は同等の予算で小屋を建ててもらえないかという依頼が有り仕事を受けた。
打ち合わせの結果、簡易で安定した基礎、三坪の小屋にポーチを張り出す
などの希望をまとめ、予算に合った建築物を考えた。
構造はアメリカで学んで来たツーバイフォー。
基礎はボイド管を型にコンクリート・ピア方式/独立基礎にアンカーを付けた。
土台とステップにはクヌギを使用し、構造はすべて足場板を使用した。
今回の建築で予算低減のポイントは足場板で作る事がひとつにある。
巾200ミリ、厚み35ミリ、長さ4メーターの足場板を半分に割ると
2X4X12より少し長いめのツーバイフォーが二本とれるからだ。
開口部には防水テープとフラッシングで水の侵入をしっかりと塞ぎ
ガラス窓にはシリコンを入れて押えた。
外壁にも予算低減のポイントとして開発で出たメタセコイヤを12ミリに製材して
耳付きの状態でお得意のベイコン・ウォール・サイディングに仕上げた。
屋根の形を変えてツーパターンとし、切り妻と方流れにした。
英語ではキリズマを Gable(ゲイブル)と言い
カタナガレを Shed(シェッド)と言う。
そしてまたこのような簡易な物置の様な小屋を Shed と言い、
もう少し大きく住める様な物は Cabin と成る。
ああやっと建築らしい物も頼まれるようになって来たぞっと。
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