Dead knot who knows!
三寒四温、梅七分で寒の戻り夜にフクロウの鳴き声が聞こえる今日この頃。
先日精華町の親分、宮大工の清水さんの所に自動鉋機の刃を磨ぎに行った。
この方には精華町に移り住む前から友達の親戚にあたり色々とお世話になっている。
「若吉君、あれ挽こか」
この前倒したケヤキの事だった、分配の件で若干不完全燃焼気味だったあれだ。
清水さんも言わばボランティア作業なのだが伐採、取り出し、製材と
この人抜きではケヤキ伐採は成立しない作業だったのだ。
田舎の人は奉仕作業の助け合いで成立しているところがある。
収穫時や山の整理など人出の居る時は皆で助合う「お互い様精神」と言う訳だ。
それを自分は分配が少ないなど考えてしまう、ああチッサイ。
結局清水さんの口利もあって少し分けてもらう事が出来た。ハイ、これで文句有りません。
難うございました。
手伝うべきは製材に至るまでで戦利品に有り付ける事が分かった。
死節(しにぶし)
この丸太、一見節がない様に見えるが中にはあちこち節が有る。なぜだろう?
枝に成れず皮がかぶっている、そして中で枝が生長しているので表はふくらんでいた。
これは枝に成れなかった死節だ、心に近い所に有るのは初めの頃のもののようだ。
これらの中の節を見当てるには表の状態を良く観察すると分かると思う。
先ずケヤキの場合、鋭角に枝が伸びてくるが枝の着きそうな所のふくらみを見極める
ついで樹皮の状態を良く見ればそれがどういったこぶなのかが判断出来る。
このケヤキには地上から2メーター程上に大きなこぶが有った。
当初このこぶはケヤキのタマ杢だと信じて疑わなかったが
実際に挽いてみるとそれは枝に成れなかった大きな節だった、中で成長していたのだ。
ケヤキのこぶは往々にしてこれらの死節だと言う事が分かった。
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