2009年3月15日日曜日

鹿背山の恵み (かせやま)



鹿背山の旧瓦職人のお宅を訪れるとこれまた立派な犬小屋
主人は控えめでおとなしい方、ワンとも言いませんでした。

そろそろタイルを始めようと鹿背山の青木さんの所を訪ねた
土から採取しての作業になる。アメリカから持ち帰った電気の釜
を設置させてもらっているので試しに焼いてみよう。

鹿背山は京都南部で奈良との県境、木津川市にある柿の産地だ。
帰国してからこの土地には縁がある。最初に作った黒柿のテーブル
はここの方が保管していた黒柿を使用して作った。
今のスツールもここで伐採した雑木を使い仕上げに柿渋を使った。

鹿背山には大きな平城宮瓦の工房跡が発掘され今も調査中、
近年まで瓦の生産をしていたが今は途絶えてしまている。
土に恵まれ、瓦を焼くための山には雑木が残されてあり
自然の恵みを利用して家具を作れる事に感謝。

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