2009年3月31日火曜日

Bee craft fair


今回、初めて春のクラフト・フェアーに出店する事にしました。
貸農園内に広がる工房村が開催場所になります。

Bee craft faire

開催日:4/5/09(sun.)
Bee 会場:京都府木津川市木津町石塚99

2009年3月29日日曜日

Bee's stool A





木津のクラフト・フェアーに出店する事にした。
"Bee craft faire"

スツールをいっっっっぱい作ります
みんな違うカタチで作る予定
これらはシュッとし た丸いキッチンスツールたちです。


2009年3月24日火曜日

石田 博さん 陶芸家



寝屋川の陶芸家、石田さんの所でミーティング
色々な酒瓶を空けながら会議は進み最後は
石田さんの美術談を聞いて終わった。

8月29日に大阪の四條畷で異種格闘技なる(タイトル未定)
舞踏家 麿赤兒 と サックス奏者 梅津和時 の公演を主催します。
入場300人限定、詳しい内容は決まり次第お知らせします。

2009年3月23日月曜日

夜桜 床


足場板のフローリング完成 
下準備を工房で行って来たので取り付けは一日、午後3時には終了
ベニアのさねを入れているのでビス穴は有りません。
元の床がゆるかったので補強にもなりました。

Bar夜桜 4月1日オープン
施工主 工房Shaka 中島君のブログ はこちら

2009年3月21日土曜日

Rough flooring


アメリカの建築や資材の用語に "Rough" ラフというグレードがある。
roughを辞書でひくと
having an uneven or irregular surface; not smooth or level :
 take a square of sandpaper, rough side out.
言えば切りっぱなしや荒いと言う意味になる。

今回は低予算のフローリングを希望されているので
二階の床を防音効果も含め足場板を使用する事になった。
材料費一坪単価5000円以下になる。

ラフ・グレードでは有るが、4メータの足場板に自動鉋をかけ
表面にビスが見えない様に、横溝を付けてベニアのサネを入れる。

英語ではフローーリングに付いているタイプの溝の事をT&Gと言う。
凸がTで、凹がGになる、足場板にT&Gが付いた床材はサブ・フロアー材で
Sub=サブ=下地、構造材の床材として売られている。

2009年3月20日金曜日

楠 クスの木


焼き物を教えてもらっている鹿背山の青木さんから
数年前に切った楠の木を二本頂いたので早速、盤に挽いてみた。

鋸目が入るなり鼻を突く様な強烈な臭いこれは何かの臭いに
似ていると考えていると、メンソレータムの臭いだと分かった。

アメリカで使用していた臭いのきつい材木はレッドシーダと言う
杉材で臭いがきついため防虫効果があり、クローゼットの壁や
チェストの引き出しなど使用されていたがこの木は使っていなかった。

確かに木目の中に虫食いの穴などは見られなかったが、
挽いているとわんさわんさと虫が出て来たのにはびっくりした。

この匂いがするのは外輪のあたりからで心材のあたりは鼻を付けても
刺すような臭いはそんなにしない。部分的に中心部は朽ち始めていて
おがくず状になり格好の虫の住処となっていた。

木の表面の穴を玄関にして昆虫達はクスノキの中に入り住む、
なんとここに住む蜂もいて、どばっと出て来たのには驚いた。

樹齢1000年を越す楠を鹿児島で見た事が有る、
がっぽり中は穴状になっていて人が入れる程だった。
神社やお寺に楠の巨木をよく見かけるが、
こやつはこういう木だったのだ。

2009年3月19日木曜日

タイル作り 粘土



兼ねてから作ってみたかったタイルを挑戦する事にした。

エクステリアのテーブル、外溝の壁、キッチンのカウンターなど用途は多い
アメリカで見て来たCalifornia Tileを自分の仕事に取り入れたく
鹿背山の青木さんの所に土の採取から粘土作りを伝授してもらう。

2009年3月17日火曜日

夜桜スツール 柿渋





不思議な天然塗料 柿渋
アメリカでは使う事が無かったので最近になって使い始める。
青い渋柿の汁を熟成させたタンニン酸、
昔から材木の防腐剤として使われていた。

時が経つ程、色濃くなり風合いが出てくる。
料の割に安価、水性(latex)なので水で薄められる。
そしてなんと言っても天然素材の木材仕上げ塗料だ。

今回柿渋は薄めずスプレー吹き付けで二度塗りした。
二度目は溜まりが出来ない様にウエスで伸ばす。

案外乾燥も早く、吹き着けて五分もすると拭き取りに突っ張り感
がある、これは柿渋が乾いて来ている状態で完全に拭き取らず
皮膜を残し気味で均一に伸ばす。

一晩置くとカリカリに乾燥しているので桐油や亜麻煮油に比べて
木材保護がよく液体がしゃばいので浸透性も高い。

浸透性が高いので一度目は木の中で固まり、
二度目は木の表面で固まると言う感じだ。

ケミカルな塗料は仕上げた時点が最高なのに比べ、
日本の天然塗料には時が経つ程風合いが出てくると言った
不思議な変化が生まれる。

2009年3月15日日曜日

鹿背山の恵み (かせやま)



鹿背山の旧瓦職人のお宅を訪れるとこれまた立派な犬小屋
主人は控えめでおとなしい方、ワンとも言いませんでした。

そろそろタイルを始めようと鹿背山の青木さんの所を訪ねた
土から採取しての作業になる。アメリカから持ち帰った電気の釜
を設置させてもらっているので試しに焼いてみよう。

鹿背山は京都南部で奈良との県境、木津川市にある柿の産地だ。
帰国してからこの土地には縁がある。最初に作った黒柿のテーブル
はここの方が保管していた黒柿を使用して作った。
今のスツールもここで伐採した雑木を使い仕上げに柿渋を使った。

鹿背山には大きな平城宮瓦の工房跡が発掘され今も調査中、
近年まで瓦の生産をしていたが今は途絶えてしまている。
土に恵まれ、瓦を焼くための山には雑木が残されてあり
自然の恵みを利用して家具を作れる事に感謝。

2009年3月14日土曜日

夜桜スツール 自分のカタチ




存在感の有る物、見ていて楽しくなる、触っていて質感を感じる
バランスの良いプロポーションから生まれる緊張感。

など考えながらカタチを決めて行きます、いくつかの様式を
ベースに作っているうちに自分のカタチが出来ていると最近感じる。

このスツールは 私の Arts and Craft です。
余分なデザインをはぶき鉄と木のコンビネーションから出来ています。

2009年3月13日金曜日

夜桜スツール スツール高さ



椅子の高さを決めるのは、使う人が高さ調節出来る物に座って
「コレっ」と言う高さを決めるのが一番だが
不特定の方が座られる場合は定尺で作ると良い。

椅子とテーブルの高さは日本はアメリカよし少し低い
一般的にダイニングテーブルは2.5フィート=2尺半で
約750mm (日本は700mm前後の物もある)

ダイニングの椅子は1.5フィート=1尺半で
約450mm
テーブルトップと座面の高さの差は1フィート=1尺
約300mm

カウンターとスツールの関係も差は約300mm
今回のカウンターは1020mmだとスツールは720mmで作る。

キッチンスツールは少し高めで水屋の高さから出すと良い
日本のキッチンキャビネットの高さが800mmだと
キッチンスツールは500mm程度が作業しやすい事になる。

椅子の高さの差はbarやダイニングの場合で少し変える事が有る。

2009年3月11日水曜日

夜桜スツール 山の雑木(2)



鹿背山の雑木、クヌギ、山桜、コブシ、ヒノキなどを混ぜて加工した。
これらの雑木は幹が太くて20センチ程の物でそんなに大きくなく長くない
そして10センチ程の枝が多く取れるのでこれらの太い枝をどういう形で
使用するかが雑木を使用する上での課題でもある。

スツールなので太い枝は足に使用する事にした。木が生えていた時は
枝は何に使えるかなと思っていたが80センチの直線の足がとれた。

雑木を加工してみて思った事は、充分家具として使用出来る事だった。
しかし市販されている材木に比べると木によっては虫食いが多い、
これらの虫穴は山に住む昆虫の穴でこれから材木が朽ちる事は無い。

クヌギ:外輪にけっこう虫食い有り、荒々しい模様で 1/4 sawn grain
と言う虎斑が有る。樫、ナラ、オークに見られる模様で、切っていて
ホワイトオークの様な臭いがしたのとカブトムシの森の酸っぱい臭いがした。

山桜:幹はピンクでアメリカ産チェリーに似た色だがそれより堅く重い
枝のあたりはグレーでバーチに近い。切っていると何か和菓子を思わせる
きな粉の様な臭いがした、やはり日本のチェリーだからなのか。

コナラやコブシなど:何の種類か分からない広葉樹も家具として
使用するのに問題は無い。ツヤが少ないので銘木とは言えないが
乾燥してもカスカスでもなく比重もあり堅い、アルダーやアッシュ
の様な質感と木目が似た様な物も有った。

夜桜スツール 山の雑木





おじいさんは山にゴルフ場でも持ってるのかな?

最近知った事なのですが、芝とは薪のことなんですね、
この辺の田舎の住宅では今も風呂は芝で炊いてます。

雑木林とは民家にほど遠くない所に有り、戦前まではよく利用
されていたらしい、お風呂をガスで炊く様になると芝の需要も少なくなる。

植林とは建築に使用する針葉樹ばかりだと思っていたが、芝に必要な
広葉樹も植林されていて生活する上での燃料は山から得ていた。

民家から少し山に入るとそのような雑木林がある、戦後切られていないので
雑木は大きくなり小型チェーンソーなら切るのも大変なくらに成長している。