2016年8月3日水曜日

奈良市大宮のファサード

久々のブログの投稿になりますほぼ一年ぶりですね。前回ブログの芦屋以来ほぼ毎日そこの会社の輸入建築を建て来ました。フレーミングからボード張、軒周りの外装、フローリング、廻縁、ドア付け、階段仕上げ、ハンドレール、棚付け、ポーチなどのデッキ回りと大工の仕事は全域に渡りやってきましたがまだまだ勉強中です。建築についてはまたアップします。

さて今回は春から建ててきた和歌山の住宅も終わり久しぶりに工場をフル回転させて作った奈良市大宮の美容室のファサードです。シャッターの内側に設置、閉店後はシャッターが閉まるようになっています。扉が連なるようなデザインを望まれほぼ同じサイズのガラス面にしました。扉高は2200と高くドアの枠を安定させるためにフリーズという上部の部分には梁を通しました。内装面には腰壁をつけて高めの巾木で重厚感を持たせています。内装の他の部分とは別物になっていますが店の表面にヨーロッパの雰囲気が出せれたと思います。仕上げはウレタンのエイジング塗装です。汚しのグレイズを明るい黄色目にしたことで金色に見える控え目のエイジングにしました。ヒノキの20年物の乾燥材から製材したもので梁以外はすべて同じ木から出来ています。製作日数約三週間、間際の注文でしたが開店にはなんとか間に合いました。

神戸や横浜などではよく見かけますが奈良ではあまり見かけない本格的なファサードです。