次男がスキーをやってみたいというので奈良県内唯一のスキー場である天川村にあ洞川スキー場に行ってきた。ウエアーだけ準備してスキーはレンタルした。数日前は雨だったらしいが一週間ほど前の雪がブッシュもなく前面真っ白な状態で残っていた。洞川温泉街まではほとんど雪はなかったがスキー場付近の林道に入るといきなり雪が残っていた。この地帯は雪が残る所でスキー場に選ばれたのだろう。職員さんいわく元々は村の人が楽しむために作ったゲレンデだったらしい。子供が小さい頃はヨセミテのスキー場などに連れて行ってたがあの頃はそりだったので次男はスキーの経験がなかった。僕は20代前後には毎年野沢に行っていてたので普通に滑れる。リフトは二箇所あり、手前は50メーターほどのそりも引っ張ってもらえる超初心者エリアのリフトと、ゲレンデが折れ曲がり250メートルほどのロングリフトがある。共にワイヤー式の引っ張っていってもらえるもの、Tバー式のものではなくバーを背中や腰に当てて押して行ってもらえるものだった。このリフトはちょっとなれないと難しいが職員さんがその都度止めてくれるので問題はない。9時から4時20分まで動いているが数少ない職員さんで運営しているため昼休みの間は止まっている。この日の昼前後は駐車場がいっぱいになる程の状態だったがリフトを使わずそりや雪遊びをする家族も多いのでリフトで待つことはなかった。午後の3時以降あたりは貸切状態で申し訳ない気持ちになるほどだった。ここは初心者にはもってこいのコースでこぶもなく傾斜も適当に良い。おかげでスキー初体験の次男も午後にはまあまあ滑れるようになっていた。帰りの車では「指導者が良かったからやな」と言うと、違う「運動神経がええからや」とそんな話をして楽しい一日が過ごせた。
まったく知らなかったが洞川は陀羅尼助丸の町で温泉街ではさまざまな店のパッケージに包まれた陀羅尼助丸が売られていた。そしてここは女人禁制の霊山で知られる大峰山の宿場町でもありシーズンになると多くの修験道者が来る所だった。父が亡くなった後アルバム写真の中に岩場で逆さになった写真を見た事を思い出した、あれはここだったのだ。帰りの温泉の中で父の足跡を見たような気持ちにもなった。
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