木の仕事展には今年で二度目の出品と成った。
17人の作家の一人として自分成りのコンセプトで参加した。
今回のコンセプトは折りたたみがテーマだった。
今年に入って折りたたみを要求される方が何人かおられたのがきっかけで
そのつどシステムについて熟考を重ねたからだ。
展覧会間際に数日かけて考えたのが今回出品したソファーベッドのシステム。
何しろ簡単に切り替えられるが基本でありソファーとしてベッドとして機能する。
それらの要素を踏まえてデザイン的にも完成度の有る物を追求した。
使用した材料は近隣で取れたカシの木とヌメシ革をろう引きの糸で手縫いした。
真鍮の太古びょうで止めてArts & Craft 風に仕上げた。
オットマンも一緒に出品する予定だったが間に合わなかったので
昨日工場で仕上げた、革の端切れで縫い合わせてある。
ウッドサインは年月を経たような存在感を現したエイジング塗装で仕上げた。
反省点
なにしろドタバタで準備したので直前には徹夜はするはで集中力が欠けていた。
ヌメシ革の手縫いもほぼぶっつけ本番状態、小さなテストを重ねすえ
やっと裁断に踏み切ってなんとか成功した。
3日間の開催で初日には出展できなかったのだからこれは反省すべきだ。
いままでアメリカを含めてクループ展に何度か出展をしているが
自分の場合いつもこんな感じでドタバタなんよね、あかんわ、今度からは...。
ヌメシ革については経験も浅いので結果が手探り状態だったが
もちょっと遊びが欲しい、せっかく良い革を買ったのに味が出せてるのかなと思う。
ウドサインを含めてデザイン的にはどうも中途半端な感じがのこる。
もっとハッキリとした独自性、オリジナリティーがないと駄目だ。
手仕事がオリジナルの原点では有るが、ウッドサインに活字を使うのなら
コンピューターのフォントで作るのはいくら仕事が手仕事でも
オリジナル感に掛けてしまい、ベッタとした感じに成ることが分かった。
展覧会と営業、
16組の作家が参加したこの展覧会だったがそれぞれ作っている物や
考え方には違いが有るが見習わないといけないと思う点がいくつかある。
ある人は即売を重点に、ある人は注文を重点において参加されていた。
ここで金や仕事をしっかり持って帰るのである。
「男やな〜」
来年またはこの様な展覧会に参加する機会が今後来た時は
先ず自分に取って参加する意義をはっきりしておくべきだと思いました。
いつも何かお祭りの様な間隔で自分をまとめてる所がある。
これからももっと追求していつか個人展覧会が出来る様になりたい。
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