先日、京都造形大学の映画学科で丸太組舞台の設営を学生に教えた。
探偵映画で知られる林海象監督が女子学生劇団「姫オペラ」旗揚げ公演を行った。
女は魔物と称する監督が平成元年生まれの三回生、二十歳の女子を集め
長谷川伸の「瞼の母」のチャンバラ劇をテンポの良い展開でサイレント映画を交え
魔物学生を4ヶ月仕込み見事に猛獣使いを発揮された。
今回は映画学科のスタジオで舞台を作り入場無料で二日間、マチネを入れた三回公演
の予定だったか入場出来なかった学生が多くいたので翌日追加公演んを行った。
学生演劇の域を超えた稽古のたまものはこれからの彼女達の人生の上で
大きな礎と成るだろ。今から二十数年前、林海象映画の一つに三人女優がメインの
「キャッツ・アイ」と言う映画があった。完成後の役者の飛躍もさることながら
当時の若手美術スタッフは近年では「ヤッターマン」「クローズZERO」「大日本人」
など美術監督・デザイナーとして今も活躍している。
有る程度年齢を経ると人との出会い、続ける事、時の経過を今まで見て来ていると
この学生の中からそのうち芽の出てくる者が必ず現れるのが目に見えて分かる。
若いうちに受けた感動や達成感は将来きっと役に立つで。
ところで本田宗一郎の名言にこんな言葉有る
「芸術でも技術でも、いい仕事をするには、
女のことが分かってないとダメなんじゃないかな。」
あっ、そうですか。
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