Functional Art
という意味がある。
サンタモニカにあるデザイン・センターにはファンクショナルアートの店があった。
そこでは現代的なデザインの家具や照明器具が集められ販売されている。
家具作家としてファンクショナルなアートを考える時、自分的に注意する点がいくつかある。
それはあくまでアートに対する自分なりの考えでもあることなのです。
そのひとつは、自分の線を出すことです。
いくら見た目が良くても柄だけの作品にはアートとしての追求が浅く
作家の姿が見えてこない、裸になっていないのです。
自分の線を出すことは自分のメロディーを出すことで
勇気も要るし恥ずかしいことでも有りますが
そこに自己表現を表す楽しみが有るのです。
もうひとつは、格好良くキメ ない。
格好が良いと言うものにはその人なりの固定概念があり
どこか客観的に自分の有りたい姿をうかがわせる。
これさえやれば間違いがないと言う形を定跡とすれば
定跡を使うにあたっては考えが浅く同じ姿を繰り返えすことになる。
そこで自分を表現しやすい形の中には
どこか すっとぼけた ような形のほうに引かれる
写真を観るに当たっては被写体を見ているのではなく写真家の目に成ると言う。
家具もアートにするならば作家の立場になって観てほしい
そして小踊りしたくなるようなして行きたい。